じつは最近Ubuntuのアップデートで、カーネルのバージョンが「6.17.0」にアップデートされました。
ところが、この更新後「Intel Arc Pro B60」の省電力機能がうまく効かなくなりました。

改善方法は他にあるのかもしれませんが、今回はカーネルのバージョンを以前のものにロールバックして対処してみたいと思います。
現在インストールされているカーネルを確認
現在PCにインストール済みのカーネルを確認します。
dpkg --list | grep linux-image
もし、ロールバックしたいカーネルが無い場合
今回は上の写真のとおり、ロールバックしたいカーネルはPC内に存在しますので、以下の方法は使いませんが、一応無かった時の対処法を書いておきます。
まずはaptで探します。
#6.14関係のカーネルを探す場合
apt list -a linux-image-6.14*次にインストールしたいカーネルを指定してインストールします。
# 例: 6.14.0-37 を入れたい場合
sudo apt install linux-image-6.14.0-37-generic linux-headers-6.14.0-37-generic linux-modules-extra-6.14.0-37-generic以上でカーネルのインストールは完了すると思います。
ロールバックしたいカーネルのバージョンでUbuntuを起動する
ロールバックしたいカーネルが見つかったら、そのカーネルでUbuntuを再起動します。
手順としては以下です。
- PCを再起動します。
- メーカーロゴが出た直後に Shift キーを連打、GRUBメニュー(黒い画面のメニュー)を表示させます。
- 「Advanced options for Ubuntu」(Ubuntuの高度なオプション)を選択します。
- リストの中から 「Ubuntu, with Linux 6.14.0-37-generic」 を選んでEnterを押します。
起動後、ターミナルで uname -r を実行し、6.14.0-37-generic と表示されることを確認してください。



不要になったカーネルを削除する
削除しなくてもGRUBで設定すれば問題無いと思いますが、以下Geminiに助言により今回は削除します。
ドライバビルド(DKMS)の無駄とエラー
6.17 が残っていると、何かのドライバをインストールする際、システムは「全カーネル向け」にモジュールを作ろうとします。
もし6.17側のヘッダーファイルに不整合があったりすると、本来使いたい6.14用のビルドは成功しても、6.17用でエラーが出てインストール全体が失敗扱いになることがあります。
ふーん、そういうもんなんですか。
ということで、以下のコマンドで削除。
sudo apt remove --purge linux-image-6.17.0-14-generic linux-headers-6.17.0-14-generic
「sudo apt remove –purge」を実行した後、「rmdir: ‘/lib/modules/6.17.0-14-generic’ を削除できません: ディレクトリは空ではありません」と出ているので、以下のコマンドで掃除しておきます。
sudo rm -rf /lib/modules/6.17.0-14-generic先程「amd64-microcode」はRyzen9 7900には必要なものだと書きました。
「sudo apt autoremove」を実行する前に以下のコマンドを叩いておきます。
sudo apt-mark manual amd64-microcode最後に不要なモジュール等を一括削除
sudo apt autoremove --purgeカーネルを自動でアップデートしてしまわないように固定
せっかくカーネルをロールバックしても、「sudo apt upgrade」などでバージョンアップしてしまうと、また不具合が発生してしてしいます。
なので現在のカーネルのバージョンで固定しましょう。
sudo apt-mark hold linux-image-6.14.0-37-generic linux-headers-6.14.0-37-generic
固定解除のコマンドは以下です。
sudo apt-mark unhold linux-image-6.14.0-37-generic linux-headers-6.14.0-37-genericそれでは、ちゃんと固定されているか確認しましょう。
dpkg --list | grep linux-image
dpkg --list | grep linux-headers
不具合解消

最後に
自分は、カーネルの自動アップデートで不具合が出たのはこれが初めてです。
あまりこういったことは無いと思いますが、一応覚書ということで。
今回は以上です。

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