Radeonで「DaVinci Resolve」を使う「後編」（Ubuntu編）

Ubuntu

2025.11.082025.11.12

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前回の記事で動画編集ソフト、「DaVinci Resolve」をubuntu(RX9060XT環境)にインストールする記事を書きましたが、最後にトラブルが発生しました。

今回は、その対処のメモを記事にします。

DaVinci Resolve Linux版では、いろいろ制限がある

まとめると以下です。

Linux版（Free）だと扱える動画のコーデックに制限がある
Free版のDaVinci Resolve（Linux）では H.264 / AAC は非対応。
代わりに ProRes（prores_ks）や DNxHR / DNxHD に変換すれば動作可。
音声を pcm_s16le（非圧縮PCM）にすることで AACの制限も回避。

ではどうするのかと言うと、ffmpegで動画を（DaVinci Resolve Linux版で扱えるように）変換します。前回使った動画は「gpt-oss-120b_UItest.mkv」という名前です。それを踏まえての変換コマンドは、

ffmpeg -i gpt-oss-120b_UItest.mkv -c:v prores_ks -profile:v 3 -qscale:v 9 -c:a pcm_s16le output_prores.mov
#または
ffmpeg -i gpt-oss-120b_UItest.mkv -c:v dnxhd -profile:v dnxhr_hq -c:a pcm_s16le output_dnxhd.mov

になります。ffmpegのインストールはこちらの記事で。

prores_ks はややファイルが大きいですが高画質・高互換。
dnxhr_hq は軽めで、編集作業時のレスポンスが良いです。

ということらしいです。
出力するファイル名は「output_prores.mov」の部分を変えればOKです。

うん、うまくいきました。

最後に

Ubuntuで「DaVinci Resolve」を使って動画の簡単な編集ができることがわかりました。
ただし、ちょっとした問題もありまして

おわかりでしょうか？
「DavVinci Resolve」で読み込めるよう動画を変換した時に動画の容量が跳ね上がっています（1.2GB）。
「DaVinci Resolve」で書き出した後は1.8GBと更に大容量化。
ちなみに「OBSStudio」でキャプチャした時の動画は2.7MBです。

ffmpeg -i llama-cpp-test.mkv -map 0:0 -c:v libsvtav1 -b:v 2M -map 0:1 -an output.mkv

仕方ないので、ブログで掲載できる程度の容量に再エンコードしました(12.9MB)。
このあたりはもうちょっと調べたほうが良さそうです。

今回は以上です。

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